家庭菜園で育てたブロッコリーの株元に粒状肥料を追肥している様子

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こんにちは、やさしい家庭菜園ノートのまっちゃんです。

家庭菜園でブロッコリーを育てていると、苗が少し大きくなった頃から「もう追肥したほうがいいのかな」と気になってきます。さらに株の中心へ小さな花蕾が見えてくると、「大きなブロッコリーにするには、ここでも肥料を足したほうがいい?」と迷うことがあります。

私も家庭菜園を続けていると、肥料が足りないことばかり気にしてしまう時があります。でも、ブロッコリーの追肥は多ければ多いほどよいわけではありません。品種の早晩性、生育段階、元肥、使用する肥料の成分を見ながら、必要な時期に適量を与えることが大切です。

特に覚えておきたいのは、追肥時期には一つの全国共通ルールがあるわけではないという点です。家庭菜園向けの栽培例には、定植後7〜10日ほどから最初の追肥を始める方法もあれば、花蕾が見え始めた頃にも追肥する方法があります。生育期間の長い品種では、さらに回数を分ける場合もあります。

また、頂花蕾を収穫したあとに側花蕾まで楽しめる品種なら、収穫後の追肥も意味を持ってきます。

この記事では、家庭菜園のブロッコリーに追肥する時期、回数、量の考え方から、化成肥料や液肥の使い方、プランター栽培での注意点、肥料不足と与えすぎを見分ける考え方まで詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • ブロッコリーへ追肥する時期と回数の考え方
  • 肥料の量を決めるときの基準
  • 露地とプランターでの追肥方法
  • 頂花蕾収穫後に側花蕾を育てる管理

    家庭菜園のブロッコリー追肥はいつ行うか

    家庭菜園のブロッコリー追肥では、「植え付けから何日」という数字だけを見るのではなく、品種と株の状態も一緒に確認します。

    特に早生・中早生と中生・晩生では生育期間が違うため、必要になる追肥回数にも差があります。まずは最初の追肥、次の追肥、頂花蕾を収穫したあとの追肥という順番で見ていきましょう。

    ブロッコリー追肥の基本

    定植後に株が根付いてから最初の追肥を行い、その後は品種や生育期間に応じて分けて与えます。花蕾が見え始める頃や、側花蕾を採る場合の頂花蕾収穫後も、追肥を考える代表的なタイミングです。

    最初の追肥は活着後に行う

    ブロッコリーを苗から育てる場合、植え付けたその日に追肥を追加するのではなく、苗が根付いて生育を始めてから行うのが基本です。

    家庭菜園向けの栽培資料を見ると、定植後7〜10日程度を最初の追肥時期とする例があります。高知県の家庭菜園資料では第1回追肥を定植後10日、タキイ種苗でも早生から晩生まで第1回追肥を定植後7〜10日とする栽培例が紹介されています。

    ただし、これは「植えてから10日目になったら、株の状態に関係なく必ず肥料をまく」という意味ではありません。

    苗が植え傷みを起こしていたり、乾燥や高温で活着が遅れていたり、根元が過湿になっていたりする場合は、日数より株の状態を優先します。

    目安になるのは、新しい葉が伸び始め、苗を植えた直後の停滞から再び生長し始めている状態です。

    最初の追肥で大切なのは、花蕾ができる前に葉と根を十分育てられるようにすることです。

    ブロッコリーは株の中心に花蕾が見える前までに、外側へ大きな葉を広げていきます。この時期に株が小さいままだと、その後にできる花蕾も小さくなりやすくなります。

    だからといって肥料だけで株を大きくしようとするのではなく、日当たり、水分、害虫被害なども合わせて見てください。

    ◆まっちゃんのワンポイントアドバイス

    私は「植えてから何日」という数字と一緒に、新しい葉が動き始めているかを見ます。植え付け後も葉がほとんど増えていないなら、追肥する前に土の乾き方や根元の状態を一度確認したほうがいいですよ。

    植え付けから収穫までの流れを確認したい場合は、家庭菜園のブロッコリー育て方も合わせて参考にしてください。

    早生と晩生で追肥回数が違う

    ブロッコリーの追肥で特に注意したいのが、品種によって生育期間が違うことです。

    タキイ種苗の栽培マニュアルでは、早生・中早生種については追肥を1〜2回に分け、第1回を定植後7〜10日、第2回をその14〜20日後とする方法が示されています。

    一方、中生から晩生種では生育期間が長いため、追肥を3〜4回に分け、第1回は定植後7〜10日、第2回は生育中期、第3〜4回は花蕾が発生したあとに施す方法が紹介されています。

    (出典:タキイ種苗「ブロッコリー・カリフラワー栽培マニュアル」)

    つまり、家庭菜園のブロッコリーについて「追肥は必ず2回」と覚えてしまうと、生育期間の長い品種では合わない場合があります。

    品種の目安 追肥回数の一例 追肥時期の考え方
    早生・中早生 1〜2回 定植7〜10日後、その14〜20日後など
    中生・晩生 3〜4回 定植後、生育中期、花蕾発生後など
    側花蕾収穫型 収穫後も追加する場合あり 頂花蕾を採ったあと

    ここで示した回数はあくまで栽培例です。種袋や苗ラベルに品種名が書いてあるなら、早生、中生、晩生といった特徴も確認してみてください。

    家庭菜園では早生品種を数株だけ育てることも多いので、結果として2回前後になることもあります。しかし、生育期間の長い品種まで同じ管理にする必要はありません。

    花蕾が見える頃も追肥時期

    株の中心へ小さな花蕾が見え始める頃も、追肥を考える大切な時期です。

    高知県の家庭菜園資料では、第1回追肥を定植後10日、第2回を花蕾が見え始めた頃としています。

    さらに、使用する園芸化成肥料を具体的に示したうえで、1平方メートル当たり1回20〜30gを施す栽培例が紹介されています。

    (出典:高知県こうち農業ネット「家庭菜園(ブロッコリー)」)

    ただし、この20〜30gという数字だけを切り取って、どの肥料にも当てはめてはいけません。

    この栽培例では園芸化成肥料14-10-13を使っています。一方、市販されている家庭菜園用肥料には8-8-8など異なる成分の商品があります。

    同じ20gでも肥料中に含まれている窒素やリン酸、カリの割合が違えば、実際に与える成分量も違います。

    そのため、ネットで見つけたグラム数より、使用している肥料の成分表示と施用量を確認することが大切です。

    花蕾が見えたから大量に追加しない

    花蕾が小さいという理由だけで追肥量を増やすのは避けましょう。花蕾の大きさには品種、定植時期、それまでの株の大きさ、気温、水分、日照なども影響します。

    頂花蕾の収穫後も追肥できる

    家庭菜園のブロッコリーでは、中央にできた頂花蕾を一つ収穫して終わりとは限りません。

    品種によっては、頂花蕾を切ったあと、葉の付け根から側枝が伸び、その先へ側花蕾ができます。

    側花蕾まで収穫できるタイプなら、頂花蕾を採ったあとに追肥を行う栽培方法があります。

    高知県の資料でも、側花蕾を収穫する場合は頂花蕾収穫後に3回目の追肥を行う方法が紹介されています。

    つまり、頂花蕾を採った日は「栽培終了の日」とは限りません。

    葉がまだ元気に残り、側芽が伸びていて、これから側花蕾を採れる品種なら、株を残して追肥と水やりを続けることで収穫を延ばせます。

    反対に、葉の多くが傷んでいる、株元に腐敗がある、病気が広がっている、側芽がほとんどない、次の野菜を植える時期が近いといった場合には、無理に追肥して残す必要はありません。

    頂花蕾収穫後の判断については、家庭菜園のブロッコリー収穫後は抜かない?脇芽と後作まで完全解説でも詳しく紹介しています。

    追肥量は肥料成分で変わる

    「ブロッコリーには一株何グラム追肥すればよいですか?」という疑問も出てきます。

    ここは数字を一つに決めないほうが正確です。

    肥料袋に「8-8-8」と表示されている場合、一般的には肥料100g中に窒素、リン酸、カリがそれぞれ8g相当含まれていることを表します。

    一方、14-10-13なら同じ重量を使っても窒素などの量が変わります。

    さらに元肥としてどの程度施しているかでも、追肥として必要になる量は変わります。

    例えば、高知県の栽培例では園芸化成14-10-13を1回20〜30g/平方メートルとしています。一方、別の肥料であれば、その数字をそのまま使うことはできません。

    家庭菜園で使いやすいのは、野菜用の化成肥料など、対象作物や使用量が分かりやすく表示されている商品です。

    特に初めて使う肥料なら、「一握り」「適量」と自分の感覚だけで決めるより、一度重さを量ってみると分かりやすくなります。

    例えば自分が普段使うスプーン1杯が何gなのか分かっていれば、その後の追肥でも毎回ほぼ同じ量を量れます。

    肥料量はグラムだけを比べない

    同じ「20g」でも肥料の成分割合が違えば、中に含まれる窒素などの量は変わります。追肥量を見るときは、数字と肥料成分をセットで確認してください。

    化成肥料と液肥を使い分ける

    家庭菜園のブロッコリーには、粒状の化成肥料のほか、野菜に使用できる液体肥料も使えます。

    粒状肥料は、一度施したあと一定期間肥効が続く商品が多いため、露地や大型プランターで使いやすい方法です。

    一方、液肥は水で希釈して使用する商品が多く、プランターで少量ずつ補うときにも扱いやすいでしょう。

    肥料の種類 使いやすい場面 確認すること
    粒状化成肥料 露地、大型プランター 施用量、効く期間
    液体肥料 プランター、少量追肥 希釈倍率、使用間隔
    緩効性肥料 長期間の肥培管理 元肥との重複
    有機質肥料 有機質肥料を使う栽培 成分、肥効の現れ方

    プランターで途中から肥料を補いたい場合には、野菜に使える液体肥料も候補になります。

    ただし、液肥は濃くすればよく効くというものではありません。商品で指定された希釈倍率を守ります。

    また、粒状肥料を与えたばかりなのに、その数日後から毎週液肥を追加すると、合計の施肥量が分かりにくくなります。

    肥料をいくつも重ねるより、基本となる肥料を決めて管理したほうが、株に変化が出たときに原因を考えやすくなります。

    プランターは元肥を確認する

    ブロッコリーはプランターでも育てられますが、露地より土の量が限られています。

    そのため、水分や肥料分の変化が畑より早く現れることがあります。

    一方で、「プランターだから肥料をたくさん入れる」という考え方はおすすめできません。限られた土へ肥料を集中させることになるため、量が多すぎれば根へ負担をかける可能性があります。

    まず確認したいのが、使用している培養土です。

    市販の野菜用培養土には元肥が配合されている商品が多くあります。「元肥入り」「肥効○日」などと書かれている場合は、その肥料がどのくらい効く想定の商品なのかを確認します。

    元肥が十分入っている土へ、植え付け直後から追加の肥料を何度も与える必要はありません。

    その後、株が育ち、培養土の肥料が効く期間を過ぎた頃から追肥を考えていきます。

    プランターでは水やりのたびに鉢底から水が流れるため、生育期間が長くなると肥料分が少なくなることもあります。

    だからこそ、「毎週必ず肥料」という決め方ではなく、培養土、肥料、株の生育を一緒に見て判断します。

    数株だけ育てている家庭菜園なら、使い切りやすい小容量の野菜用肥料を選ぶのも一つの方法です。

    春作と秋作でも条件が違う

    ブロッコリーは秋冬だけでなく、品種と地域を選べば春作もできます。

    そのため、「去年はこの日に追肥したから、今年も同じ日」と考えるより、今回の作型と品種を見る必要があります。

    秋冬どりでは、苗を植える頃にはまだ暑さが残っていても、その後は気温が下がっていきます。晩秋から冬へ入ると、同じ株でも生長の速さはゆっくりになります。

    気温が下がったために生育がゆっくりしているのに、肥料切れだと思って短期間に何度も追肥しないようにしましょう。

    春作では逆に、苗が低温の影響を受けたあと急に暖かくなるなど、秋作とは異なる環境になります。

    また、早生と晩生では花芽ができる条件も異なります。

    そのため、追肥だけを栽培カレンダーから切り離すのではなく、種まきや植え付けの適期も大切にしてください。

    家庭菜園のブロッコリー追肥で失敗を防ぐ

    追肥の時期と回数が分かっても、肥料の置き方や株の状態を見ないまま施すと、思ったように育たないことがあります。

    ここからは、肥料をどこへ置くか、土寄せや水やりをどう行うか、葉が黄色くなったときはどう判断するかなど、実際の栽培で迷いやすい部分を詳しく見ていきます。

    肥料は株の周囲へ施す

    粒状肥料で追肥するときは、茎の根元へ一か所に山積みするのではなく、株の周囲へ分散して施します。

    ブロッコリーの根は、株が育つにつれて周囲へ広がります。そのため、成長した株では茎のすぐ横だけに肥料を置く必要はありません。

    露地栽培では畝の肩付近などへ追肥し、表面の土となじませながら中耕する方法があります。

    高知県の家庭菜園資料では、追肥を畝の全面へ施したあと、中耕し、畝の肩と中央部分の土を株元へ寄せる方法が紹介されています。

    プランターでも考え方は同じです。

    粒状肥料を茎へ直接触れさせるのではなく、商品指定の位置へ分散して与えます。置き肥タイプなら、その製品の使用方法に従いましょう。

    株元へ肥料を固めて置かない

    根元の狭い場所へ肥料をまとめる必要はありません。肥料は使用量を守り、株の周囲へ適切に分散させます。

    追肥と一緒に土寄せする

    露地栽培では、追肥と合わせて中耕や土寄せを行う方法があります。

    ブロッコリーは葉が大きく広がり、成長すると地上部にもかなりの重さが出てきます。そのため、風を受けると株元がぐらつくことがあります。

    そこで、追肥の際に雑草を取り、表面の土を軽く耕し、株元へ土を寄せておくと株を支えやすくなります。

    ただし、大きくなった株の周囲を深く耕す必要はありません。

    ブロッコリーの根も周囲へ広がっているため、深く鍬を入れれば根を傷めることがあります。表面を軽くほぐす程度を意識してください。

    また、葉の付け根まで土で埋めるほど深く土寄せする必要もありません。株元を支える程度で十分です。

    ◆まっちゃんのワンポイントアドバイス

    露地なら、追肥の日に雑草取りと軽い土寄せまで一緒にすると楽です。作業を別々の日にしなくても済みますし、そのとき葉裏に虫がいないかも確認できますよ。

    追肥後は土の水分を見る

    肥料を施したあとは、土の水分も確認します。

    粒状肥料は、水分によって溶けた成分が土の中へ移り、根から利用されます。そのため、土が極端に乾燥したままでは、追肥したからといってすぐに植物が利用できるわけではありません。

    晴天が続いて土がかなり乾いているなら、追肥後に根のある部分まで水が届くように与えます。

    プランターなら、通常は鉢底から余分な水が流れる程度まで与えます。ただし、受け皿へ水をためたままにしないようにします。

    反対に、長雨のあとで土がたっぷり湿っている場合は、さらに水を加える必要はありません。

    ブロッコリーは極端な乾燥も好みませんが、排水の悪い状態が長く続くことも避けたいところです。

    肥料が効いていないように感じたら、追肥不足だけでなく土の乾燥や過湿も確認してください。

    葉の黄色だけで追肥しない

    ブロッコリーの葉が黄色くなってくると、「肥料が切れた」と思って追加したくなることがあります。

    確かに窒素不足などで葉色が薄くなることはあります。しかし、黄色い葉があるというだけでは肥料不足と断定できません。

    栽培後半になると、古い下葉から黄色くなって枯れていくことがあります。

    また、根が傷んで養分を吸いにくくなっている場合、水分が多すぎる場合、寒さで生育がゆっくりしている場合、害虫や病気の影響を受けている場合にも葉の色が変わります。

    株の状態 先に確認したいこと
    下葉だけが黄色い 葉の老化、病斑
    株全体の色が薄い 施肥履歴、水分、根、生育状況
    葉に多数の穴がある アオムシやコナガなど
    土がいつも湿っている 排水、鉢底穴、受け皿
    寒くなって生育が遅い 気温と品種

    前回の追肥から十分な期間がたち、株全体の葉色が淡く、生育も鈍っているなら肥料切れを候補にできます。

    一方、一番下の古い葉が数枚黄色いだけなら、それだけで追肥量を増やさないほうがよいでしょう。

    葉に穴や食害が目立つ場合は、家庭菜園のブロッコリー虫対策も確認してみてください。

    肥料の与えすぎにも注意する

    ブロッコリーは比較的肥料を必要とする野菜ですが、それでも必要以上に施せばよいわけではありません。

    特に避けたいのが、株に少し変化があるたびに別の肥料を追加することです。

    例えば、週末に粒状化成肥料を追肥し、その数日後に液肥を与え、さらに別の有機質肥料まで追加してしまうと、どの程度の肥料成分を施したのか分からなくなります。

    その状態で葉色が変わっても、肥料不足なのか、肥料が多かったのか、水分の問題なのか判断しにくくなります。

    だからこそ、家庭菜園では追肥した日と使った肥料、だいたいの量を残しておくのがおすすめです。

    簡単な施肥記録を残す

    「9月15日、化成肥料20g」のような短い記録だけでも十分です。次に追肥するときに前回の日付を確認でき、翌年の栽培にも役立ちます。

    もし予定より多く与えたことにすぐ気付いた場合、まだ土表面に残っていて取り除ける粒状肥料なら、無理のない範囲で余分なものを取り除く方法があります。

    一方、肥料を流そうとして大量の水を繰り返し与えると、過湿によって別の問題を起こす場合があります。

    その後は追加の施肥を控え、通常の水やりを続けながら新しい葉の状態を観察しましょう。

    花蕾が小さくても慌てない

    ブロッコリーの追肥を調べ始める理由として、「花蕾が小さい」というケースも多いと思います。

    家庭菜園で育てた花蕾がスーパーの商品より小さいと、真っ先に肥料不足を疑いたくなります。

    ただし、花蕾の大きさは追肥だけで決まるものではありません。

    定植が遅れた、株が十分育つ前に花蕾ができた、水切れが続いた、害虫に葉を食べられた、日照が十分でない、根の状態がよくない、品種そのものが小ぶりなど、複数の原因が考えられます。

    特に、まだ株全体が小さい段階ですでに花蕾ができている場合は、そのあと肥料を多く与えれば必ず大きな花蕾になるとは限りません。

    反対に、外葉が十分育ち、花蕾が出始めたばかりなら、まだこれから大きくなる途中かもしれません。

    数日おきに写真を撮り、花蕾の大きさを比べる方法も分かりやすいですよ。

    ただし、花蕾の粒がゆるみ始めたり、黄色い花びらが見え始めたりしたら、大きくなるのを待ち続けず収穫を考えます。

    ブロッコリーが小さい原因については、家庭菜園のブロッコリーが小さい原因と対策でも詳しく紹介しています。

    有機質肥料も成分を確認する

    家庭菜園では、化成肥料ではなく有機質肥料を使いたい人もいるでしょう。

    もちろん、ブロッコリー栽培に使用できる商品であれば、有機質肥料を選ぶこともできます。

    ただし、有機質肥料だから量を気にしなくてもよいわけではありません。

    油かすを含む肥料などにも窒素などの成分が含まれています。商品によって成分や肥効の現れ方も違います。

    そのため、化成肥料と有機質肥料を同時に使う場合は、それぞれ別物として考えるのではなく、合計としてどのくらい施肥しているのかを見る必要があります。

    また、有機質肥料は製品によっては肥効が現れるまでに時間がかかります。

    「今日葉色が薄く見えるから、今日有機質肥料を入れれば明日すぐ元通り」というものではありません。

    家庭菜園初心者なら、最初から何種類もの肥料を組み合わせず、一つの肥料を基本に育ててみるのも分かりやすい方法です。

    なお、堆肥と追肥用の肥料も同じ役割ではありません。

    堆肥は土の物理性をよくする目的などでも使われます。一方で、肥料成分を含む堆肥もあるため、「堆肥ならどれだけ入れてもよい」とは考えないでください。

    追肥しても育たない原因を見る

    予定通り追肥しているのにブロッコリーの成長が止まったように見える場合、さらに肥料を増やす前にほかの条件を確認します。

    まず見たいのが水分です。

    土が長期間水浸しになっていると、根の状態が悪くなり、肥料が土にあっても十分利用できないことがあります。

    反対に乾燥が続いている場合も、根が水と一緒に肥料成分を吸いにくくなります。

    次は日当たりです。

    秋から冬へ向かうにつれて太陽の高さが変わるため、夏には一日中日が当たっていた場所でも、秋冬には建物の陰になることがあります。

    プランターなら、安全に移動できる範囲で日当たりのよい場所へ移せるか確認してみましょう。

    そして害虫。

    ブロッコリーはアブラナ科なので、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ類などに葉を食べられることがあります。

    特に株の中心にある新しい葉を食べられ続けると、その後の株づくりに影響します。葉表だけでなく葉裏も確認してください。

    さらに、同じ場所でアブラナ科野菜を繰り返し栽培している場合には、根こぶ病など土壌に関係する病害も候補になります。

    つまり、追肥しても育たないからといって「肥料の量が足りなかった」と決めるのではなく、水分、日照、根、害虫、病気、気温、品種まで順番に見ていくことが大切です。

    ◆まっちゃんのワンポイントアドバイス

    肥料は足すのは簡単ですが、一度多く入れると元へ戻すのは大変です。私は迷ったら、まず前回いつ肥料を与えたかを確認してから、水や葉、株元を見るようにしています。

    側花蕾は葉を残して育てる

    頂花蕾を収穫したあとも側花蕾を採りたいなら、追肥だけでなく葉の残し方も大切です。

    頂花蕾の下には複数の葉があり、その付け根から側芽が伸びてきます。

    そのため、頂花蕾を収穫するときに茎を必要以上に下のほうから切り、元気な葉や側芽までたくさん落とさないようにします。

    頂花蕾を収穫したあと、葉の付け根を見てみると、小さな芽が膨らんでいることがあります。

    そこから側枝が伸び、その先へ小さな花蕾ができます。

    側花蕾は中央の頂花蕾ほど大きくならないことが一般的です。

    そのため「スーパーにあるブロッコリーくらいになるまで」と待ち続ける必要はありません。

    蕾が締まっているうちに、大きくなったものから順番に収穫していきます。

    花蕾を採ったあとは次の側芽へ生育が続くため、品種や株の状態に応じた追肥を続けます。

    ただし、冬になって気温が下がり、新しい側枝がほとんど伸びなくなってきたら、肥料だけを追加し続けても収穫が増えるとは限りません。

    季節と株の状態を見て、栽培を終える判断も必要です。

    追肥をやめる時期も考える

    追肥というと「いつ始めるか」に目が向きますが、「いつ終えるか」も家庭菜園では大切です。

    頂花蕾だけを収穫するタイプなら、その収穫が近づいた段階で何度も追加追肥する必要はありません。

    側花蕾を採る品種でも、株がまだ生育を続けられる時期だからこそ追肥が役立ちます。

    寒さでほとんど生育しなくなった株や、病気が広がった株、側芽が出ない株へ肥料を追加し続けても、その肥料を十分に利用できるとは限りません。

    また、次に植える野菜の予定があるなら、いつまで側花蕾を採るかを決めておくと畑を使いやすくなります。

    一株から少しでも多く採ろうとして次作の適期を逃してしまえば、畑全体ではかえって使いにくくなることもあります。

    「まだ肥料を与えられるか」ではなく、「この株をこれからも育てる意味があるか」を考えると、追肥をやめるタイミングが決めやすくなります。

    ブロッコリー追肥のよくある質問

    Q1. ブロッコリーの最初の追肥は植え付け後何日ですか?

    A. 家庭菜園向けの栽培例では、定植後7〜10日程度を最初の追肥時期とする方法があります。ただし、苗がまだ根付いていない場合は日数だけで判断しません。新しい葉が伸び始め、株が生育を再開しているかも一緒に確認してください。

    Q2. ブロッコリーの追肥は何回行いますか?

    A. 品種によって変わります。早生・中早生では1〜2回、中生から晩生では3〜4回に分ける栽培例があります。また、側花蕾を採る品種では頂花蕾収穫後にも追肥する方法があります。「必ず2回」などと固定せず、品種、生育期間、使用肥料を確認してください。

    Q3. ブロッコリーの追肥は液肥でもできますか?

    A. 野菜やブロッコリーに使用できる液体肥料なら追肥に利用できます。特にプランターでは量を調節しやすい方法です。ただし、商品ごとの希釈倍率と使用間隔を守り、粒状肥料を施した直後に必要以上の液肥を重ねないようにしましょう。

    Q4. ブロッコリーが小さい場合は追肥を増やせばよいですか?

    A. 肥料不足が原因なら追肥が役立つ場合がありますが、小さい原因は肥料だけではありません。定植時期、株が花芽を作るまでの生育、気温、水分、日照、根の状態、害虫なども関係します。小さいという理由だけで予定以上に肥料を増やすのは避けてください。

    Q5. 頂花蕾を収穫したあとも追肥しますか?

    A. 側花蕾を収穫できる品種では、頂花蕾収穫後に追肥する栽培方法があります。元気な葉と側芽を残し、水分も確認しながら育てます。一方、側花蕾が出にくい品種や株が傷んでいる場合、収穫時期が終わりに近い場合は、追加追肥をせず片付ける判断もあります。

    家庭菜園のブロッコリー追肥まとめ

    家庭菜園のブロッコリー追肥は、「何日後に何回」と一つの数字だけで覚えるより、品種と生育段階から考えるのが分かりやすいです。

    最初の追肥は、苗が活着して生育を始めた頃が基本です。家庭菜園向けの栽培例では、定植後7〜10日程度から最初の追肥を行う方法があります。

    その後の回数は品種によって変わります。

    生育期間の比較的短い早生・中早生なら1〜2回、生育期間の長い中生から晩生では3〜4回に分ける方法もあります。

    また、花蕾が見え始める頃も追肥を行う代表的な時期です。

    さらに、頂花蕾を収穫したあとに側花蕾を採るタイプなら、収穫後にも追肥する方法があります。

    家庭菜園のブロッコリー追肥で覚えておきたいこと

    • 最初の追肥は定植後に株が活着してから行う
    • 定植後7〜10日程度から始める栽培例がある
    • 早生と晩生では追肥回数が異なる場合がある
    • 花蕾が見え始める頃も追肥時期の一つ
    • 側花蕾を採るなら頂花蕾収穫後の追肥を考える
    • 肥料量は成分と製品表示を合わせて見る
    • 肥料は株元へ固めず周囲へ適切に施す
    • 露地では追肥と中耕や土寄せを一緒に行える
    • 葉の黄変だけで肥料不足と決めつけない
    • 施肥日と量を記録すると与えすぎを防ぎやすい

    追肥で迷ったときは、まず肥料袋を持つ前にブロッコリーそのものを見てみてください。

    新しい葉は伸びているか。葉色はどうか。中心に花蕾が見えているか。前回いつ肥料を与えたか。土は乾きすぎたり、長く湿ったりしていないか。

    そうやって一株ずつ見ていくと、「○日になったから肥料をまく」という管理から、今育っているブロッコリーに合わせた管理へ変わっていきます。

    家庭菜園ならではの面白さは、ここにあるのかなと思います。追肥の回数だけにこだわらず、葉や花蕾の変化を楽しみながら育ててみてください。

    最後までお読みいただきありがとうございます。